リビングで作るホームバーのアイデア:キャビネット・ワゴン・ラック12選

壁埋め込み型からバーワゴン、アンティーク家具まで12のバーキャビネットのアイデアと、カクテル作りに欠かせない基本のバーツールをご紹介します。

控えめな照明、静かに流れる音楽、気のおけない仲間(あるいは独りの時間)、そしてお気に入りのカクテル。そんな特別な夜を過ごすのに、外出したりバトラーを雇ったりする必要はありません。リビングルームの一角があれば十分です。今回は、リビングの壁やデッドスペースを有効活用できる12のホームバーのアイデアと、揃えておきたい基本の器具をご紹介します。
ホームバーは、今ある家具を活用して手軽に始めることができます。古くなった棚やチェストも、配置やアイデア次第でコーナーバーや組み込み式のバーキャビネットに生まれ変わります。バーを作りたいけれど何から始めればいいか分からないという方は、まずバーツール(器具)から揃えてみるのがおすすめです。作るカクテルの幅が広がるだけでなく、想像以上に場所をとらずに設置できます。
ホームバーにはどんなバーツールが必要ですか?
シェーカー、バースプーン、メジャーカップ(ジガー)、マドラー、ワインオープナーの5つがあれば、主要なカクテルのほとんどを作ることができます。お店にある器具をすべて買い揃える必要はありません。まずはこの基本アイテムから始めましょう。
シェーカー
「シェイク」して作るカクテルにはシェーカーが欠かせません。主にボストンシェーカーと三ノ式(カクテルシェーカー)の2種類がありますが、ご家庭用には扱いやすい三ノ式がおすすめです。トップ、ストレーナー(茶こしが付いた蓋)、ボディの3つのパーツで構成されており、初心者の方でも簡単に扱えます。
バースプーン
バースプーンには主に3つの役割があります。
- ステア(撹拌)。 柄が長いため、ミキシンググラスで氷と材料を混ぜ合わせる「ステア法」や、グラスに直接材料を注ぐ「ビルド法」の必須ツールとなります。
- プア(層を作る)。 比重の異なるお酒を層状に重ねるプアースタイルのカクテルを作るときに、スプーンの背を這わせるように注ぎます。「B-52」「ヒロシマ」「ABC」などが代表的です。
- 反対側のツール。 スプーンの反対側は、ミントやビターズ染み込み用の砂糖を潰すマドラーや、カットしたスライスレモンなどをつかむ小さなフォークになっています。
メジャーカップ(ジガー)
カクテル作りの材料を正確に計量するための道具です。カクテルは分量が味を決定づけるため、見た目以上に重要な役割を果たします。多くは金属製で、上下に容量の異なる2つのカップが付いています。一般的には20/40 ml、25/50 ml、大きめのカクテル用に30/60 mlといったサイズがあります。
正確な容量が分かっていれば、計量カップや普通のショットグラスで代用することも可能です。ただし、内側に目盛りが付いているメジャーカップもあるため、1つ持っておくと作業がスムーズになります。

正確な容量を把握していれば、ショットグラスをメジャーカップの代わりに使うこともできます。
マドラー
マドラーはペストル(すりこぎ棒)とも呼ばれ、砂糖、ハーブ(主にミント)、ベリーやフルーツを押し潰して香りと果汁を引き出すために使います。「ミント・ジュレップ」「モヒート」「オールド・ファッションド」「カイピリーニャ」などを作るときに欠かせません。柄はステンレス製が多く、先端は果汁と反応しないようにプラスチック製になっているのが一般的です。
道具を減らすコツ: バースプーンの反対側がマドラー仕様になっているものを選べば、個別に用意する必要はありません。
ワインオープナー(ソムリエナイフ)
ワインを楽しむなら、コルク抜きのツールが必要です。いくつかのタイプがあります。
- スクリュータイプ。 最もシンプルで一般的な構造です。
- ウィングタイプ(レバー式)。 テコの原理を利用して、少ない力でスムーズにコルクを引き抜くことができます。
- 電動タイプ。 ボタンを押すだけで、誰でも簡単にコルクを開けられます。
また、ソムリエナイフ(ウェイターズナイフとも呼ばれます)も大変実用的です。スクリュー、ホイルを剥がすための小さなナイフ、ビール瓶などを開ける栓抜きがコンパクトに一体化しています。
リビングルームにはどんなバーキャビネットのアイデアが合いますか?
お部屋のレイアウトや広さに合わせて選ぶのがベストです。壁掛けタイプなら床のスペースを塞ぎませんし、ワゴンタイプならゲストのいる場所に自由に移動できます。使わなくなった台座(チェスト)をリメイクして再利用するのもよいでしょう。ここでは、デザイン性と実用性を兼ね備えた12のアイデアをご紹介します。

内側にメッセージを隠したバー
キャビネットの内側に金箔を施し、まるで貴重品を保管する金庫のような雰囲気に仕上げます。無断でボトルに手を伸ばす人に向けて、ちょっとしたユーモアのある警告メッセージを添えておくのもおしゃれです。
壁埋め込み型のバーキャビネット
特注の木製ドアでボトル類をすっきりと隠します。バーを閉めているときは扉自体がアートパネルのように美しく見えるデザインにすることで、壁面に洗練された一体感が生まれます。
機能性を追求したバーキャビネット
見せる収納よりも実用性を重視するなら、グラス、ツール、小道具、ワインラックがすっきり収まる収納力抜群のキャビネットがおすすめです。
台座(チェスト)を活用したバーキャビネット
低い台座やローボードの中にバーを組み込むスタイルです。天板の上にアートや植物を飾ることでインテリアのアクセントになり、下の収納にあるボトル類は周囲から見えずにすっきりと収まります。
オープンシェルフ
ミュンヘンのあるマンションの事例のように、バーカウンター、チェア、ドリンク用シェルフを同系統のセットとしてトータルコーディネートするアイデアです。
台座をリメイクしたオープンシェルフ
普段使っているチェストやキャビネットをアレンジしてみましょう。内部にワインラックを取り付け、上部の壁に黒板(スレートボード)を掛けつければ、本物のバーのような雰囲気を演出できます。
バーワゴン(キッチンワゴン)
キャビネットの代わりに、キャスター付きのワゴンを活用するのもスマートです。ホテルやレストランで使われるような多機能タイプから、手軽なDIYワゴンまで幅広く選べます。
ボトルキャビネット(船型)
海や船が好きなら、船の形をしたユニークなキャビネットはいかがでしょう。甲板部分にグラスを並べ、下のスペースにボトルを収納すれば、誰もが目を引く素敵なインテリアになります。
ドア裏収納を活用したバーキャビネット
扉の内側を棚として活用すれば、収納力が格段にアップします。本日のおすすめカクテルを黒板に書いて添えれば、一気に雰囲気が高まります。
農園風(ラステック)バーキャビネット
本格的なバー コーナーを作るなら、そのテイストに合わせて部屋全体のインテリアを統一するのも魅力的です。使い込まれた古材や鉄脚を組み合わせて、味わいのあるバーキャビネットを作ることができます。武骨になりすぎる場合は、ポップなバースツールやヴィンテージ風のポスターを添えてバランスを整えましょう。
ワイン木箱を再利用したキャビネット
使い終わったワイン木箱の板を組み合わせて棚を作り、コルクを入れる専用コンテナを添えてみましょう。これだけのアクセサリーで、本格的なバーの雰囲気が完成します。
アンティーク調キャビネット
ミッドセンチュリー調の重厚なキャビネットには、楽園のアダムとイブの物語が繊細に彫刻されています。そんな由緒あるアンティーク家具も、オーナーのこだわりでスタイリッシュなバーへと変身しました。
予算を抑えたホームバー:本格的なバーカウンターは本当に必要?
いいえ、必ずしも必要ではありません。チェスト、ワインラック付きのローボード、ワゴン、ワイン木箱をリメイクした棚などがあれば、大掛かりな工事をしなくても十分に素敵なバーになります。
バーカウンターやハイチェア、大型ワインセラーなどを揃えて部屋全体をバーにする必要はありません。もちろん、本格的な空間を作りたい方はご紹介したアイデアを参考にパーツを組み合わせてみてください。手軽に楽しみたいなら、お部屋の一角を活用するだけで、費用を抑えて理想の空間が手に入ります。
家具を動かす前にバーの配置を計画しましょう
届いてみたらバーキャビネットが動線を塞いでしまっていた、という失敗は避けたいものです。Home Plannerを使ってリビングルームのサイズを計測し、2D/3Dの間取り図を作成してみましょう。実際のブランドのワインラックやバースツールを希望の角に配置して、シミュレーションできます。どのアイデアが合うか迷ったときは、用意されたリビングのレイアウトテンプレートをベースにアレンジしてみてください。
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