塗装で部屋を広く見せる方法、あるいは小さく見せる方法

1つの部屋で9通りの塗装パターン:壁や天井を明るい色や暗い色に塗り分けて、部屋を広く、短く、狭く、低く、または居心地よく見せる方法をご紹介します。

部屋が縦長で細長い、天井が高すぎる気がする、あるいは空間全体がどこか殺風景に感じられるといったお悩みはありませんか。壁自体を動かすことはできなくても、奥行きの見え方を変えることは可能です。ここでは、1つの原則と9つのアプローチを活用して、塗装によって部屋を広く見せたり、逆に小さく落ち着いた空間に見せたりする方法をご紹介します。
塗料の色は部屋の広さの印象にどう影響しますか?
暗い色の塗料は面を手前に引き寄せて見せ、明るい色の塗料は奥へと後退して見せます。暗い色の壁は実際よりも近くに、明るい色の壁は遠くにあるように見えるため、同じ部屋であっても広さの印象を大きくも小さくも変化させることができます。
つまり、2つの手法を活用できます。面を奥に引っ込んで見せたいときは明るい色を塗り、手前に引き寄せて見せたいときは暗い色を塗ります。カバー画像では、1つの部屋を9通りの方法で塗り分けています。どのパターンも同じ原則を使いながら、塗装する面を変えています。
塗装で部屋の印象を変える9つの方法
- 広げる:すべて明るい色で統一します。壁と天井を淡い色にするとコーナーの境目がなじみ、部屋が広く感じられます。ただし、家具に質感や色味がないと、部屋が未完成な印象を与える場合があります。
- 奥行きを縮める:奥の壁を暗い色にします。一番奥の壁が手前に近づいて見えるため、縦長の部屋や廊下の奥行きが縮まり、バランスが整います。
- 幅を絞る:両側の壁を暗い色にします。左右の長い壁が内側に寄って見えるため、広すぎてがらんとした部屋の幅が狭まり、こもり感が出ます。
- 高く見せる:壁を暗い色、天井を明るい色にします。壁が内側に迫りつつ天井が遠ざかるため、天井が高く感じられます。
- 低く見せる:天井を暗い色にします。天井が低く降りてくるように見えるため、天井が高い部屋の広がりが抑えられ、落ち着いた雰囲気になります。
- 高くかつ低く見せる:壁の上部に暗い帯を配し、下部を明るい色にします。横方向の帯が視線を壁に沿って誘導しつつ、天井の下に新たなラインを作ることで落ち着きをもたらします。
- デタッチ:天井と両側の壁を暗い色にします。奥の壁だけを明るい色で残すことでその壁が奥へと後退し、部屋に奥行きが生まれます。
- 横幅を広げる:天井と奥の壁を暗い色にします。明るい色の両側の壁が左右に広がって見えるため、幅の狭い部屋が横長に見えます。
- こじんまりと見せる:すべて暗い色にします。すべての面が近くに迫って見えます。部屋が小さく感じられ、温かみのあるプライベートな空間になります。
ほとんどの部屋では、これらのうち1つを試すだけで十分です。まずは部屋の問題点を特定し、それに対応するパターンを選びましょう。
| お部屋の状態 | 試してみて |
|---|---|
| 狭くて四角い | 広げる |
| 縦に細長い | 奥行きを縮める、または横幅を広げる |
| 幅が広くて殺風景 | 幅を絞る |
| 天井が低い | 高く見せる |
| 天井が高く肌寒い印象 | 低く見せる、または高くかつ低く見せる |
| 広すぎるので居心地よくしたい | こじんまりと見せる |
天井を暗い色にするとどのような効果がありますか?
天井が低く見えるようになります。暗い色の天井は手前に近づいて見えるため、天井の高い部屋に落ち着きが生まれます。9つのパターンのうち、「低く見せる」、「デタッチ」、「横幅を広げる」、「こじんまりと見せる」の4つでこの手法を使用しています。
避けるべき失敗は、すでに天井が低い部屋で天井を暗い色にしてしまうことです。上からの圧迫感が生まれ、居心地がよくなるどころか部屋が狭く感じられてしまいます。天井が低い部屋では天井を明るい色のまま保ち、代わりに壁へ色を取り入れましょう。
部屋をより居心地よく見せるにはどうすればよいですか?
各面を手前に引き寄せて見せることがポイントです。「こじんまりと見せる」パターンでは、すべての壁と天井でこれを行います。「低く見せる」や「デタッチ」は一部の面だけに適用するため、部屋の明るさをある程度維持できます。
居心地のよい部屋は、単に暗いだけではありません。天井照明が1つだけだと暗い壁がのっぺりして見えるため、異なる高さの照明から温かみのある光を取り入れる必要があります。また、ファブリックや木材を加えて、暗い色の大きな面に変化をつけましょう。
塗装する前に:日中の光と夜の照明の下で、2つの壁に塗料のサンプルをあてて確認してください。日当たりのよい壁では穏やかに見える色でも、窓の横の壁ではずっと暗く見えることがあります。
塗装では解決できないこと
塗装は部屋の見た目を変えるものであり、使い勝手を改善するものではありません。奥の壁を暗くすると廊下の奥行きが縮まって見えますが、家具の配置に必要なスペース自体が変わるわけではありません。家具が多すぎて部屋が狭く感じられる場合は、まずレイアウトを見直してから塗料の色を選びましょう。
Home Plannerの間取りで試してみましょう
部屋のサイズを測定し、2D/3Dで描画します。次に壁を選択して新しい壁の色を選び、1枚の壁や天井に適用します。ご自分の部屋で9つのパターンを比較したり、世界的に有名なブランドの家具を配置してレンダリングしたり、用意されたレイアウトを活用したりできます。気に入ったパターンが決まったら、実際に塗料を購入しましょう。
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