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インダストリアルスタイルのインテリアデザイン:意味、歴史、カラー、家具

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Home PlannerAppチーム · April 5, 2022

インダストリアルスタイルの定義、1960年代マンハッタンのロフトから始まった歴史、特徴的なカラーや素材、相性の良い家具・照明・アートについて解説します。

Home Plannerの3Dレンダリングによるインダストリアルスタイルのインテリアデザイン:コンクリートと石壁のあるロフト風ダイニングルーム

むき出しのレンガ壁、グレーのコンクリート天井、黒い金属製のランプなど、古い工場を改装した住まいのデザインに魅力を感じる方も多いでしょう。しかし、ご自宅の部屋が滑らかな白い壁と一般的なインテリアで構成されている場合、その要素のどこまでを取り入れられ、どこからが本物の倉庫でしか再現できないのか迷うところです。

インダストリアルスタイルのインテリアデザインを解説する本ガイドでは、スタイルの概要、発祥の歴史、配色パターン、相性の良い家具・照明・アートの4つのテーマに分けて疑問にお答えします。

インダストリアルスタイルとは?

インダストリアルスタイルとは、普段は以下のような作業用建築でしか見られない要素を住宅空間に取り入れたデザインです。

  • 工場
  • 倉庫
  • 業務用厨房

これらの空間では、見た目の美しさよりも機能性が最優先されます。その結果、グレーを中心としたシンプルで無彩色の空間が生まれます。グレーの質感は主にむき出しのコンクリートから生じますが、設備器具の色として取り入れられることもあります。また、むき出しの赤レンガもこのスタイルを象徴する代表的なカラーです。

インダストリアルスタイルのインテリアの特徴は?

開放的な大空間、直線的なフォルム、むき出しの構造体、そして金属と無垢材の組み合わせが特徴です。それぞれの要素が空間にもたらす効果をご紹介します。

壁は少なめ。インダストリアルな部屋は、ひとつの大きな空間であることが多いです。家具やディスプレイ用のアイテムで、仕切りではなくエリアを分けます。うまくいく理由は、視界を遮るものがないと、狭い空間でも広く感じられるからです。代わりに、どの角度から見てもきれいな家具が必要です。

直線的なシルエット:インダストリアルインテリアは、まっすぐなエッジや箱型のフォルムといったシルエットが基本となります。これらを揃えることで、住まい全体に落ち着いた機能的な統一感が生まれます。曲線を取り入れることも可能ですが、アクセント程度に留めるのがコツです。

よくある失敗:曲線のアイテムを増やしすぎて、アクセントの枠を超えてしまうこと。少数の曲線は空間をやわらかくしますが、多すぎるとスタイルの魅力を損なってしまいます。

むき出しの構造体:配管、ダクト、梁などをそのまま露出させ、時には銀色の断熱材をそのまま巻き付けて見せることもあります。機能に必要な部分だけを残した無駄のない構造が特徴で、主にステンレスやアイアンなどの金属素材が多用されます。

加工を抑えた木材:無塗装の木材や古材(リクレームドウッド)がよく使われます。温かみのある不均一な木目のブラウンが、冷たい金属とコントラストを生み出し、多彩なコーディネートを可能にします。

インダストリアルスタイルの発祥の歴史は?

インダストリアルスタイルのインテリアは、1960年代のニューヨーク・ローワーマンハッタンにて、アーティストたちが古い工場物件をスタジオに改装したことから始まりました。他の多くのスタイルとは異なり、デザイナーによって作られたものではなく、建物の再利用から自然発生的に生まれたデザインです。

当時の若いアーティストたちは、工場や商業ビルだった安価な空き物件を借りてスタジオとして使用していました。そして、入居者たちはその飾らない無骨な空間を次第に好むようになりました。また資金面での理由もありました。これらの物件の多くは低所得地域にあり、住人たちには部屋を伝統的で家庭的なスタイルにリフォームする余裕が無かったのです。

彼らは空間を広く使うために壁を壊し、部屋全体の視界を遮るものを無くしました。そして、配管や補強梁といった実用的な構造部分だけを残したのです。

アーティストたちがこうした暮らしを選んだ主な理由は家賃の安さでしたが、やがて他の人々もそのミニマルな美しさに魅力を感じるようになりました。それは、それまでの洗練された整ったインテリアとは一線を画す斬新なものでした。

この格段の違いこそが、スタイルが急速に普及した理由でもあります。住まいに対する一般的な概念を覆すデザインだからです。「人とは一味違う、スタイリッシュな住宅を作りたい」と考える人に、インダストリアルスタイルは最適な選択肢となります。

住宅になじむインダストリアルスタイルの配色パターンは?

グレー、ブラウン、ベージュなどのナチュラルなベースカラーに、ブラックとホワイトを組み合わせます。工場をイメージしたとき、まず思い浮かぶのがグレーです。ブラウンやベージュは主に木材から取り入れます。モノトーンのブラックとホワイトは、このナチュラルな配色によく馴染み、自由に取り入れることができます。

インダストリアルな配色の組み立て方:

  1. 最もベーシックな色合いでベース層を作ります。
  2. 落ち着いてくつろぎたいエリアには、暗めのトーンを加えます。
  3. アクセントにしたい特徴的な部分や家具には、より濃いトーンを使って視線を集めます。

鮮やかなカラーを取り入れるかどうかは好みが分かれるところです。意外性のある鮮やかなアクセントカラーを加えることで空間が引き立つと考える人もいれば、せっかくの落ち着いたトーンの調和が乱れると感じる人もいます。デザイナーによっては、武骨で男性的な印象になりがちな空間を和らげる目的で、あえて少量の差し色を使うこともあります。

これに正解や間違いはありません。判断基準はシンプルで、ご自身がその部屋を見て心地よいと感じられるかどうかです。

家具や照明器具の選び方は?

直線的なライン、金属と木材の組み合わせ、無駄な装飾の排除など、まずは機能性を最優先してアイテムを選びます。嬉しいことに、どの部屋でも選択基準はほとんど変わりません。

スタイル全体がトーンを抑えた一つのテーマに基づいているため、リビングルーム、ベッドルーム、キッチンでも、使う家具やインテリア雑貨はほぼ共通しています。そのため、ほぼすべてのアイテムを別の場所でも使い回せるというメリットがあります。壁や仕切りが少ないため、あるエリアから別のエリアへと模様替えをするのも簡単です。

照明の選び方

インテリアにおいて光の演出は欠かせない要素であり、インダストリアルスタイルも例外ではありません。このスタイルの空間、特に元オフィスビルのような物件では、天井から床まで届く大きな窓が備わっていることが多く見られます。

追加する照明器具やアクセント雑貨は、すべてシンプルで無駄のないデザインで統一するのが望ましいです。長い直線で構成された、実用的なフロアランプなどが適しています。ステンレス製の選択肢も豊富に揃っています。

インダストリアルなデザインのシーリングファンも相性が抜群です。本物のインダストリアルファンは、大きなボルトや接続部分が露出し、巨大な羽を備えています。一つの開放的な大空間にある複数のエリアを同時にカバーできるほど大型のものもあります。壁の無い空間では、このようなファンがひとつあれば、追加の照明や余分な装飾を用意する必要が無くなります。

チェア、テーブル、シェルフ

機能性こそがこのスタイルの核であり、家具もそれを体現している必要があります。

  • チェア:重厚感のあるヴィンテージ風のチェアがよく馴染みます。キャスターや多数の調節レバーといった「利便性」を追求した機能は避けるのが無難です。使用素材を最小限に抑えた背もたれの無いスツールなどは、このスタイルに非常によく合います。
  • ローテーブル:背が低く重厚で、長方形の直線的なデザインを選びます。金属製が最も一般的ですが、木製のものでも映えます。
  • シェルフとキャビネット:シンプルで整然としたデザインが適しています。ガラス扉が付いたヴィンテージの実験室風キャビネットなどが人気です。

アートの飾り方

アートは部屋に華やかさを与えますが、インダストリアルスタイルにおける色や素材の制限が、自由な表現の妨げになることもあります。そこでおすすめの工夫が、テーマを揃えることです。工場の機械や機械部品そのものをアートとして飾ってみましょう。

車好きな方なら、車のエンジンブロックを置くだけで存在感のあるアートになります。コンクリート製のオブジェなども面白い選択肢です。

まずはご自身の間取り図でシミュレーション

むき出しのレンガ、ダークカラーのアクセントウォール、大型のファンなどは、他人のロフト写真を見るだけではご自宅に合うか判断が難しいものです。Home Plannerでご自身の部屋のサイズを計測し、2D/3Dの間取り図を作成して、有名ブランドの家具を配置してみてください。パースを作成して仕上がりを確認したり、ベッドルーム、バスルーム、リビングルームの完成済みレイアウトからデザインを始めることもできます。

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