キッチンダイニングルームのアイデア:オープンプランのメリット・デメリットとデザインスタイル

キッチンとダイニングルームを1つの空間にするべきでしょうか?オープンにする4つの理由、分けたままにする4つの理由、相性の良い5つのスタイル、5つのコーディネート術をご紹介します。

夕食の準備がもう少しで整いそうです。ゲストは隣の部屋のテーブルについていて、壁越しに楽しそうな笑い声が聞こえてきますが、どんな話をしているのかまでは聞き取れません。このような瞬間に、多くの人があの壁を取り払おうかと考え始めます。
施工業者に電話をする前に、メリットとデメリットの両方を比較検討してみましょう。今回は、キッチンとダイニングルームをつなげる4つの理由、分けたままにしておく4つの理由、共有スペースに合う5つのスタイル、そしてコーディネートに役立つ5つのヒントをご紹介します。
オープンプランのキッチンダイニングルームには、それだけの価値があるでしょうか?
大半の住宅にとって、答えは「イエス」です。会話が弾み、光が差し込み、整頓しやすくなり、子どもたちにも目が届きやすくなります。雑誌や映画で見かけるような開放的でエアリーなデザインは魅力的ですが、その真の価値は実用性にあります。
交流
壁があると会話が遮断され、2人きりの会話以上にグループでの会話が難しくなります。最も損をしてしまうのはホストです。ダイニングテーブルでの会話についていこうとしながら、同時にコンロの様子も気にしなければなりません。
壁をなくせば、料理の仕上げをしている間も会話に加わることができます。カウンターで話し始めたトピックを、そのままテーブルで続けられるのです。ホームパーティーにおいて、これこそが最大の魅力と言えます。
光
住宅において、壁は光を遮る最大の障害物です。キッチンとダイニングルームをつなげることで、両方の部屋の窓から入る直射日光や反射光が、空間のより奥まで届くようになります。
魅力は自然光だけではありません。天井照明やダウンライト、ウォールライト、フロアランプなどを組み合わせることもできます。配置次第で、それぞれの照明をキッチン用、ダイニングエリア用、あるいはその両方用として機能させることが可能です。
お手入れ
オープンキッチンは、ダイニングテーブルのどの席からも丸見えになります。以前は壁で隠せていた散らかりも、部屋のデザインの一部になってしまうのです。
これはご褒美というよりは自分への「鞭」ですが、効果は抜群です。シンクに溜まった食器や、先週末のパーティー以来掃除していないコンロなど、ゲストの目につく場所にあると無視するのは困難です。快適とは言えませんが、片付けを習慣化するには非常に効果的です。
見守り
食器の山よりも大切なのは、子どもたちの存在です。キッチンの隣にあるダイニングテーブルは、宿題をするのに格好の場所になります。料理をしながら子どもたちの様子を見守ることができ、質問されたときもすぐに助けてあげられます。
また、開放的なスペースには自然と人が集まります。勉強や遊びの場所を探している子どもたちも、自発的にやってくることが多くなります。家族が1つの部屋で過ごす時間が増え、お互いの日常をより深く知ることができるようになります。

キッチンとダイニングルームを分けるべきケースとは?
開放感よりも、プライバシーや料理の匂い、音、熱を気にする場合は、壁を残すか、少なくともドアを設置するのが望ましいでしょう。以下に挙げる4つのデメリットは、空間を仕切る十分な理由になります。
プライバシーと集中
オープンプランで最も影響を受けるのは、料理が大好きな人たちです。料理に没頭する一人の時間を失ってしまうからです。秘密のレシピの工夫を隠しておきたい場合もあるでしょう。あるいは、コンロの周りに人が立ってじっと見られていると、集中が削がれたり煩わしく感じたりすることもあります。
逆のパターンでも集中が乱されます。テーブルでの会話、お皿のカチャカチャという音、TVの音などがすべて料理をする人に届いてしまいます。狭いキッチンでは、逃げ込める場所がどこにもありません。
匂い
焼き立てのパンの香りが家中に広がるのは歓迎されますが、魚を揚げた匂いとなると話は別です。キッチンの匂いは、テレビを見ている人や、テーブルで難しい数学の問題を解こうとしている人にも届いてしまいます。
音
調理中のキッチンは、家の中で最も音が大きい場所の1つです。まな板に当たる包丁の音、スプーンと鍋がぶつかる音、カウンターに置く鍋の音など、壁がなければあらゆる音がダイニングエリアまで届きます。テレビの音以上に気を取られてしまうこともあります。
熱
キッチンに非常に優れた換気設備と効率的なエアコンがない限り、調理の熱が隣の部屋まで伝わってしまいます。暑い時期にはパーティーの雰囲気を台無しにしてしまうことがあり、ダイニングテーブルでの宿題もはかどらなくなります。
コンビネーションタイプのキッチンダイニングに合うスタイルとは?
開放的なスペースと光を活かせるスタイルが適しています。トランジショナル、モダン、エクレクティック、コンテンポラリー、モダンファームハウスなどが挙げられます。それぞれ異なる理由で効果を発揮します。

トランジショナル。 部屋を独立した個室に分ける伝統的なスタイルと、開放感を好むコンテンポラリースタイルをミックスしたスタイルです。床から天井まで届くガラスドアのような半開放的なパーテーションと相性が抜群です。光を通しながら、調理時にはドアを閉めることができます。
モダン。 装飾を最小限に抑えるスタイルです。壁を取り払うことで飾る面が1つ減り、開放的なスペースがデザインを邪魔することなく引き立ててくれます。
エクレクティック。 さまざまなスタイルの要素をミックスしたスタイルです。住まいのほかの部分は仕切られた状態にしつつ、キッチンとダイニングエリアだけを開放的な空間に仕立てることができます。
コンテンポラリー。 モダンスタイルと同様に、シンプルなインテリアを好みます。「Less is more(少ないほど豊かである)」というルールは、ドアやパーテーションのない一体型のキッチンダイニングエリアにぴったりです。
モダンファームハウス。 農家住宅(ファームハウス)は実用的な理由から開放的な造りになっているため、キッチンのドアを取り払った間取りによく合います。装飾はすっきりとシンプルに保ちながら、残されたエレメントが強い個性を与えてくれます。
コンビネーションスタイルのキッチンダイニングを飾る5つのヒント
以下の5つのヒントは、どのような一体型キッチン&ダイニングエリアでも活用できます。
- ベンチ。 ダイニングテーブルにピクニックスタイルのベンチを取り入れると、空間がよりリラックスした楽しい雰囲気になります。また、通常の椅子に比べてスペースを節約できるのもメリットです。
- ペンダントライト。 共有スペースでは、高さ調整が可能なペンダントライトを使うことで、メインの活動場所に視線を誘導できます。スイッチ1つで、部屋のどこを主役にするかを切り替えられます。
- 窓。 壁を取り払う目的の1つは光を取り入れることなので、大きな窓を設置すればさらに明るくなります。季節に合わせて調整できる窓を選ぶのがおすすめです。
- 配置。 オープンスペースであっても、調理エリアと食事エリアの境界線は必要です。大きめの家具を置くと自然な仕切りになります。ベンチ付きのダイニングテーブルは優れたパーテーションになります。
- カラー。 両方のエリアで同じ色を繰り返し使うことで、視覚的な統一感が生まれます。植物や生け花、アートなどを活用して差し色を取り入れましょう。
よくある失敗: 壁を取り払ったものの、境界線をまったく作らないことです。これではキッチンエリアがダイニングまで広がってしまいます。まずはエリアの間にテーブルを配置してから、コーディネートを進めましょう。
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